北大西洋の岩礁帯、水深8メートルから15メートルの冷たい海水の中で、*Laminaria hyperborea*の革質の葉状体が波のうねりに従ってゆったりと揺れ、オリーブ色と暗褐色の森を形成している。水温はおよそ8度から12度、水圧は約2気圧、そして海面から差し込む青緑色の光が、コーカサタイプの複雑な輝線となって岩盤と藻体の表面に踊っている。岩盤と転石はびっしりと深紅・バーガンディのウミウチワ類や桃色のサンゴモに覆われ、ケルプの太い茎(ストライプ)の間には小さなポラックやベラが銀色の鱗を閃かせながら漂っている。森の下層は懸濁粒子と海洋雪片を自由に漂わせた緑がかった薄暗い空間となっており、光合成によって生み出された酸素が水全体に溶け込み、この垂直的な生命の大聖堂が人の目に触れることなく脈々と続いている。北大西洋の温帯沿岸においてケルプ林は最も生産性の高い海洋生態系のひとつであり、年間の一次生産量は熱帯雨林に匹敵するとも言われている。
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